Meta Logger
Meta Logger
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 ネットワールドとアイベクスは,シンクライアント・ソフト「Citrix Presentation Server」(旧MetaFrame)の操作ログを取得して記録する運用管理ソフト「Meta Logger」を,2006年7月28日に出荷する。ファイル操作や印刷などシンクライアント端末から実施した各種の操作を記録することで,内部統制に役立てる。価格は,Presentation Serverの1ユーザー・アカウントあたり9000円(税別),またはユーザーを問わない同時接続ライセンスで1接続あたり1万7000円(税別)。

 Meta Loggerは,Citrix Presentation Server側にインストールするクライアント管理ソフトである。ユーザーがCitrix Presentation Serverで稼働するWindows上でどういった操作を実施したかをログとして記録する。一般に,シンクライアントは端末側に業務データを置かないため情報漏えいの心配が少ないという利点がある。この一方で,運用管理ソフトが少ないために,かえってセキュリティ上好ましくないという側面もあるという。Meta Loggerは従来であれば管理が難しかったシンクライアント環境で,クライアント管理機能を提供する。

 Meta Loggerが履歴として記録できる監視項目は全7種で以下の通り。(1)ユーザー情報,(2)起動アプリケーション,(3)ドキュメント操作,(4)クリップ・ボード,(5)ファイル・アクセス,(6)プリンタ印刷,(7)Webアクセス---。2006年内に電子メール送受信を履歴管理できるようにする予定である。