東映アニメーションは,社内のITインフラの大幅刷新に踏み切り,運用の効率化やセキュリティ強化を図った。

 まず,部門単位で分散運用していた18台のファイル/メール・サーバーを1台の「IBM eServer i5」に統合した。加えて,ネットワーク・システムも一新。認証VLAN(Virtual LAN)機能を活用し,アクセス可能なシステム領域をユーザー単位で制御できるようにした。この仕組みにより,社外のクリエーターには現在作成中のコンテンツのみに対してアクセスを許可し,社員には制作中および過去に製作したすべてのコンテンツへのアクセスを許可できるようになった。

 同社が保有する9000話以上に上るアニメーション作品群は,ストレージ装置「IBM Total Storage DS 8100」で一元管理する。