IT資産管理ツール大手のハンモックは7月26日、資産管理ツールの新版「Asset View GOLD」を9月末に発売すると発表した。クライアント上にある指定したファイル操作を禁止する機能や、個人情報や機密情報を含むファイルを探し出す機能を追加した。

 Asset View GOLDは、これまでに135万ライセンス(2006年3月末時点)の導入実績があるという「Asset View HYPER」の後継製品。機能別にモジュール化されているのは同じだが、各モジュールにクライアント・パソコンを特定する機能を持たせることで、各モジュール単体でも利用できるようにした。併せて、ユーザー・インタフェースも共通化し、モジュールの操作性を統一した。

 GOLDで提供するモジュールは、PC資産管理、パッチ適用、プリント・ログ管理、個人情報などの検索、ファイル操作禁止、セキュリティ状況の把握、六つ。このうち、セキュリティ状況の把握モジュールは今回から、無償提供する。今後、HYPERで提供していたデバイスの使用制限機能などを追加する予定。

 価格は1クライアント当たり2625円から。11月から出荷する。初年度に500社、30万ライセンスの販売を目標にする。