KDDIは7月26日,法人向け音声定額サービス「ビジネス通話定額」を11月1日から提供すると発表した。サービス対象は,法人ユーザーが同一名義で契約するau携帯電話の相互通話。あらかじめグループ登録することで,グループ内の相互通話を定額料金とする。

 グループ外への通話は,契約した料金プランに応じた通話料が発生する。契約可能なプランは,端末が「CDMA 1X WIN」の場合は「CDMA 1X WIN プランM」,「CDMA 1X」の場合は「CDMA 1X コミコミOneスタンダード」(関東・中部地域)または「CDMA 1X コミコミコール ジャンボ」(関東・中部地域以外)に限られる。

 料金は,CDMA 1X WIN プランMと組み合わせて利用した場合で1回線当たり月額9765円。CDMA 1X コミコミOneスタンダードでは月額1万710円,CDMA 1X コミコミコール ジャンボでは月額1万2075円となる。年割や法人向け割引サービスとの併用も可能だ。

 サービスの利用条件として,1グループにつき10回線以上を登録する必要がある。1グループに登録できる上限もあり,299回線までとなる。また連続通話時間には制限があり,90分以上連続で通話した分については定額料金の対象外。契約した料金プランに応じた通話料が発生する。

 なお,個人向けの音声定額サービスは「現時点では考えていない」(KDDI)とした。