アイ・ティ・フロンティアとcgios technologiesの合弁会社いづもは7月21日、カスタム開発の業務システムをASP方式で提供するサービスを発表した。いずもが顧客企業の要求に合わせて業務システムを無償で開発し、それを有償のASPサービスとして顧客に提供する。サービス提供後の仕様変更にも応じる。顧客は、アウトソーシング・サービスのように長期間利用し続ける義務はなく、サービスが不要になればいつでも解約できる。

 このASPサービスは、特定の業務パッケージ・ソフトを利用しているわけではないため、あらゆるタイプの業務システムに対応できる。サービスの課金は、開発した業務システムのデータベース・テーブル数、画面数、画面遷移の複雑さなどをベースに設定する。

 サービス提供後にシステムの仕様を変更しても、これらの条件に変化がなければサービス料金は据え置かれる。仕様変更に伴うプログラム改変作業は無償である。cgios technologiesが開発したWebアプリケーション開発・実行基盤を利用して、システム開発・保守の生産性を高めたという。

 料金の目安としては、3000万~4000万円で新規開発するような業務システムのサービスを、月額100万円程度で提供する見込み。