写真1 アルチザネットワークスが展示した米InvenovaのWiMAX技術仕様適合試験機「Invenova Astro8000」シリーズ
写真1 アルチザネットワークスが展示した米InvenovaのWiMAX技術仕様適合試験機「Invenova Astro8000」シリーズ
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 アルチザネットワークスは7月19日,東京ビッグサイトで開催中のWIRELESS JAPAN 2006で,米Invenovaが開発したWiMAXの技術仕様適合試験機「Invenova Astro8000」シリーズを国内で初めて展示した(写真1)。今後,アルチザネットワークスが国内で販売する予定である。

 Invenova Astro8000は,無線ブロードバンド通信規格である「IEEE 802.16」シリーズの推進団体であるWiMAXフォーラムがプロトコルの適合試験(プロトコル・コンフォーマンス・テスト)用に指定した試験機。「この機器自体がWiMAXフォーラムの“お墨付き”を得た機器であり,この試験に通ることでWiMAXフォーラムの認定が受けられる」(アルチザネットワークス営業本部モバイルネットワーク海外グループの王穀マネジャー)。

 試験は固定無線アクセス用のWiMAXである「IEEE 802.16-2004」だけでなく,モバイルWiMAXの規格である「IEEE 802.16e」に対応するとしている。また,物理層だけでなく「WiMAXフォーラムが定めたMAC層以上の規格にも対応」するとしており,既にスペインのCETECOMや韓国のTTA(日本のTTC=情報通信技術委員会に相当)といった認定機関や標準化機関が採用済みだという。