「フレッシュミーティング」の画面。Ajaxで動作する
「フレッシュミーティング」の画面。Ajaxで動作する
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 サイドフィードは7月19日,企業向けのインスタント・メッセンジャー「フレッシュミーティング」を発売した。価格は,法人向けライセンスが10ユーザー版の7万9800円から。同社サイトでダウンロード販売する。

 サイドフィードでは有償ライセンス以外にも「ブロガー」と呼ばれるブログ開設者向けの無償ライセンスを用意する。これはブログやホームページに同ソフトに関する記事を掲載するユーザーに,個人利用に限って5ユーザー版を無償提供するもの。同社でPRを担当する中村萌氏は「ブログなどのインターネット上の口コミを通して拡販につなげたい」としている。

 フレッシュミーティングはクライアント/サーバー型の構成を採用する。すべてのメッセージをサーバーを介して送受信するので,メッセンジャーによる情報漏えいの恐れが少ないとしている。また,すべてのメッセージをサーバーに蓄積できるので,議事録の自動作成や,議事録の検索が可能。メッセージが新たに書き込まれたときに,RSSで通知する機能も搭載する。

 クライアントはWebブラウザを利用。携帯電話のWebブラウザにも対応する。パソコンの場合は,メッセージの表示や更新にAjax(Asynchronous JavaScript+XML)技術を用いる。Webページ全体を更新することなく,メッセージの表示部分だけを自動更新するので,通常のアプリケーションと遜色のない使い勝手を実現できるとしている。

 サーバーはWindows Server 2003/Windows XP ProfessionalなどのWindowsサーバーとLinux,FreeBSDに対応する。実行にはPHP言語の実行エンジンが必要である。Windows版のフレッシュミーティングには同エンジンを同こんして配布する。