写真1 イー・アクセスが実施する実証実験のエリア
写真1 イー・アクセスが実施する実証実験のエリア
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 イー・アクセスは7月18日,IEEE 802.16e(モバイルWiMAX)に準拠した無線通信技術の実証実験を開始した。本実証実験は,同社が14日に総務省から実験用無線局本免許を取得したことを受けたもの。実験は,東京都内の新橋,浜松町,虎ノ門周辺で実施。セル設計の手法や設備投資効率など,事業化に向けた基礎データを収集する。実験期間は1年間。

 同社の発表資料によると,置局ポイントは,JR山手線の「新橋」,同「浜松町」の2駅周辺と,虎ノ門にあるホテルオークラ東京の周辺となっている(写真1)。各局からの電波のエリアは,いずれとも大きく重なるように配置されている。この実験環境の下で,2.5GHz帯電波伝搬,周波数利用効率,モバイルIP技術,ハンドオーバー技術,各種アプリケーションの品質などを検証する。