バンダイナムコ・グループが映像・音楽コンテンツ事業の強化に乗り出している。バンダイビジュアルとバンダイチャンネルは2006年7月19日に,DVDソフトなどのインターネット通販サービスや動画のインターネット配信サービスを手掛ける新会社「アニメチャンネル」を共同出資で設立する。

 これまでバンダイビジュアルはアニメのDVDやビデオの制作・販売事業を手掛け,子会社を通じてアニメ関連の音楽CDの制作事業を展開してきた。また今後,子会社を通じてアニメ関連の電子書籍の制作事業を推進する方針だ。一方でバンダイチャンネルはISP(インターネット・サービス・プロバイダー)を通じて,アニメのインターネット配信事業を手掛けている。両社は新会社を通じて互いの事業ノウハウを活用し,映像・音楽事業の収益拡大を目指す。

 新会社のアニメチャンネルは自社運営のWebサイト上で,DVDのネット販売サービスや動画配信サービスなど,あらゆるアニメ関連サービスを提供することを目指す。アニメファンがあらゆるニーズを満たせる「アニメのワンストップ・ショッピングサイトを目指す」(藤川正之社長,7月19日就任予定)という(詳細は日経ニューメディア2006年7月17日号に掲載)。