インテルは2006年7月14日、デスクトップパソコン向けの次世代CPU「Core 2 Extreme」および「Core 2 Duo」(開発コード名:Conroe)の製品構成と基本仕様を明らかにした。Core 2 Extremeとしては、クロックが2.93GHzで4MBのL2キャッシュを持つ「X6800」を用意。Core 2 Duoファミリーには、4MBのL2キャッシュを持ち、動作クロックが2.67GHzの「E6700」を筆頭に4製品を揃えた。なお、価格は未公表。

 Core 2 ExtremeとCore 2 Duoは、個人パソコン向けとしては初めて、Coreマイクロアーキテクチャーを採用したCPU(関連記事)。性能の向上を図りながら、消費電力を大幅に低減できるのが特徴。米インテルは開発者向け会議において、デスクトップ向けCore 2 Duoは、従来の「Pentium D 950」(3.4GHz)と比べて消費電力を40%低減しつつ、処理性能は40%向上すると説明している。ダイサイズは143平方ミリメートル、トランジスター数は2億9100万個。どの製品も、拡張版SpeedStepテクノロジーに対応する。

 Core 2 Duoブランドには、ノートパソコン向けの製品(開発コード名:Merom)もある。Meromの詳細はまだ明らかにされていない。

製品名 クロック FSB L2キャッシュ TDP 仮想化対応(VT) 64ビット対応
Core 2 Extreme X6800 2.93GHz 1066MHz 4MB 75W
Core 2 Duo E6700 2.67GHz 1066MHz 4MB 65W
Core 2 Duo E6600 2.40GHz 1066MHz 4MB 65W
Core 2 Duo E6400 2.13GHz 1066MHz 2MB 65W
Core 2 Duo E6300 1.86GHz 1066MHz 2MB 65W