写真 SonicWALL Email Security 200
写真 SonicWALL Email Security 200
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 ソニックウォールは7月13日,電子メールを介したセキュリティ脅威から企業ネットワークを守るアプライアンス「SonicWALL Email Security」を発表した。スパム・メール,フィッシング,ウイルス,情報漏えいなどを防ぐ。特徴的な機能は,(1)Time Zeroウイルス・プロテクション,(2)レスポンス・ネットワーク,(3)ゾンビ/スパイウエア・プロテクション,(4)コンプライアンス・ツールだ。

 (1)はメールの添付ファイルそのものやヘッダー,文面などを解析し,添付ファイルのウイルスらしさを判定する機能。パターン・ファイルが提供されていない未知のウイルス・メールを排除する。(2)は被害を受けたユーザーからウイルスやフィッシング,スパム・メールを収集し,その情報に応じて迅速にパターン・ファイルなどを作成・提供する機能である。

 (3)は存在しないアカウントからの送信をブロックする機能。メールが社内LANから送られてきた場合,送信元をチェック。アプライアンスが自動的に社内のLDAP(lightweight directory access protocol)サーバーと連携し,送信元アドレスが実在しない場合はメールを送信しない。また,1台の端末から大量にメールが送られる場合にもブロックをかけられる。

 (4)は従業員ごとにルールを設定し,これを破った場合にメール送信をブロックする機能。例えば,メールの送信数,送信先,特定のキーワード,利用時間などを基にブロックできる。
 
 製品価格は50ユーザー版で43万7000円から。コンプライアンス対応にするためには,別途オプション料金が必要になる。