「AmebaVision」の画面
「AmebaVision」の画面
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 サイバーエージェントは7月13日,同社の動画配信サービス「AmebaVision」を動画投稿・共有サービスとしてリニューアルした。ユーザーはビデオカメラなどで撮影した動画をパソコンから投稿し,他のユーザーに公開できる。利用料金は無料。動画の視聴は誰でも可能だが,動画を投稿するには同社の「アメーバ会員」になる必要がある。アメーバ会員の登録料も無料。

 AmebaVisionには1ファイル当たり100Mバイトまで,1ユーザー当たり1Gバイトまでの動画を投稿できる。機能面は米国の動画投稿・共有サービス「YouTube」に近い。動画にコメントを付ける機能,「旅行」や「ペット」といったジャンルを指定するタグ付け機能,携帯電話で撮影した動画を携帯電話から直接投稿できる機能などを提供する。AmebaVision独自の機能として,クリックするだけで同社のAmebaブログに動画を貼り付ける機能も用意する。

 サイバーエージェントの一谷幸一AmebaVisionグループ・マネージャーは「2007年9月までに100万を超える動画ファイルの投稿が期待できる」としている。

 動画投稿・共有サービスでは他人の著作物を無断で投稿する行為が問題になっている。AmebaVisionでは投稿された動画に対して10人程度のスタッフが24時間体制で監視するという。加えて,ユーザーが問題のある動画を通報できる機能も実装している。

 なお,フジテレビラボLLCも動画投稿・共有サービス「ワッチミー!TV」ベータ版を7月13日に開始している。国内でも動画投稿・共有サービスが盛り上がりを見せそうだ。