マイクロソフトは2006年7月11日、次期ブラウザー「Internet Explorer 7（IE 7）」の新しい日本語ベータ版（Beta 3）を公開した（関連情報）。「IE 7 Beta 3」は、同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。対応OSはWindows XP Service Pack 2、Windows XP Professional x64 Edition、Windows Server 2003 Service Pack 1など。Beta 3の英語版は6月29日（米国時間）にすでに公開されている。
Beta 3ではアイコンのデザインなど外観に若干の変更が加えられているほか、いくつかの機能が修正されている。
ユーザーインタフェースの部分では、タブの位置をドラッグ・アンド・ドロップで変更することが可能となった。さらにBeta 2にはなかった「メールを読む」ボタンがツールバーに追加できるようになっている。ズームの最中に水平方向へ画面をスクロールさせることもできる。
また、画像を「IEのウインドウサイズに合わせて表示する」「元のサイズで表示する」のを切り替える際、これまでのバージョンでは画像上に表示されるボタンをクリックする必要があった。Beta 3では画像のどこかをクリックすれば切り替えできる。
RSSに関しては、購読中のRSSフィードを「すべて最新の情報に更新」するなどの機能が追加された。さらに匿名FTP以外のFTPサイトが上手く表示できないという不具合が修正されている。
Beta 3は、マイクロソフトが6月に公開した修正プログラムを含んでいるため、同社はBeta 2ユーザーに対してBeta 3への更新を推奨している。ただし、Beta 3をインストールする際には、以前のバージョンのIE 7を一度アンインストールする必要がある。
なお、Windows XP向けのIE 7は今後、RC版（Release Candidate：製品候補版）を経て年内に正式版をリリースする予定。次世代OS「Windows Vista」用の「IE 7＋」は、Vistaと同時期のリリースになる見通しだ。
