通販パソコン大手のデルは2006年7月11日,同社のサーバー製品「PowerEdge」で,Linuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux」(以下,RHEL)をバンドルもしくはプリインストールしたシリーズを4つから7つに増やしたことを発表した。

 RHELに対応するのは,PowerEdge 1800,同1850,同1950,同2800,同2850,同2900,同2950の7シリーズ。RHEL対応サーバー製品の拡充に合わせて,RHELでの稼働を前提にしたモデル「Red Hat Enterprise Linux v4 Web Serverパッケージ」を新たに用意した。従来は,PowerEdgeシリーズを注文する際に,OSをWindowsとRHELの中から選択する必要があった。

 同社はまた,「Linux on Dell:新しいデファクトスタンダード」というスローガンを掲げて,Linuxサーバー関連サービスなどを強化する。具体的な強化策は,RHELの提供元であるレッドハットのエンジニアがデルに常駐して導入コンサルティングを実施する,Linuxを含むソフトウエアの電話サポートの受け付け時間を24時間体制に強化する,など。今年中に実施する計画。