電気通信事業者協会(TCA)は7月7日,2006年6月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。先月に引き続き,KDDIが純増数でNTTドコモに1万5000の差を付けトップとなった。事業者別内訳は,NTTドコモが14万1000の純増。auは30万2600の純増だが,旧ツーカー・グループの純減数である14万6600を差し引くと15万6000となる。

 これに対してボーダフォンは1万6600の純増。先月の純増数は1100と低調だったが,「ワンセグ」放送に対応したシャープ製端末「Vodafone 905SH」などの投入で純減の危機を脱した格好だ。ただし,ブラウザフォン・サービス「Vodafone Live!」の純増数は700と極めて少ない。

 PHS事業者のウィルコム・グループ(ウィルコムとウィルコム沖縄)は,先月より7100多い純増数5万6400と好調。累計では407万6300契約となった。YOZANは6月末にPHSのサービス提供を終了したため1万3000の純減。固定的なユーザーを抱える東北インテリジェント通信は増減なしだった。