写真 POS端末やWebカメラなどの端末の接続用に貸し出す専用アプライアンス
写真 POS端末やWebカメラなどの端末の接続用に貸し出す専用アプライアンス
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 NSW(日本システムウエア)は,インターネットVPN(virtual private network)サービス「NSW-BizVPNサービス」の提供を7月10日に開始する。クライアント単位に月額課金するASP(application service provider)型で,ユーザー企業は導入コストを抑えてVPNを導入できる。

 同サービスは,NSWのセンターに設置されたVPNサーバー上に仮想スイッチを設定。仮想のアドレスを割り当てられた端末同士が,センターを経由して暗号化されたデータを通信する。端末には専用のクライアント・ソフトをダウンロードしてインストールする必要がある。また,POS(販売時点情報管理)端末やWebカメラなどソフトをインストールできない端末を接続する場合には,ボックスタイプの専用アプライアンス(写真)を貸し出して,これに仮想アドレスを割り当てることでVPN通信を可能にする。

 主な利用対象は,1拠点当たり1~3クライアントで100拠点以内の中小企業。複数の支社や店舗間のシステムをつなぐ拠点間VPNや機器のリモート・メンテナンスなどの用途を想定している。

 1クライアント当たりの月額費用はソフトウエア・クライアント型が1500円(初期費用8000円),ボックス・クライアント型が2200円(初期費用1万円)。ソフトウエア型の場合,申し込みから約5営業日でサービスを利用できる。専用ソフトを組み込んだUSBを使うUSBキー型も開発している。