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 ソニック・ソルーションズは2006年7月6日、メールソフトの新製品「Eudora 7J for Windows」を7月14日に発売すると発表した。メールの本文中の単語を右クリックですぐに検索できる機能や、メールの誤送信を防止する機能などを追加した。Eudoraの製造/販売はこれまでライブドアが担当してきたが、2006年7月からソニック・ソルーションズへと業務移管された。Eudora 7J for Windowsは、業務移管後初の新製品となる。

 Eudoraに新たに加わった検索機能は、メール本文中に含まれる単語を詳しく調べたい場合を想定したもの。単語を範囲選択して右クリックすると、ポータルサイト「livedoor」の検索機能を使ってWeb検索をするためのメニューが表示される。これをクリックするとWebブラウザーが起動し、検索結果が表示される。Web全体の検索だけでなく、辞書や翻訳、地図、ショッピングなど個別のジャンルに関する情報を検索することも可能だ。

 誤送信防止機能は、社内の機密文書を誤って取引先に送ってしまう、といったミスを防ぐためのもの。取引先の担当者のメールアドレスなど、送信時に注意すべき人のアドレスをあらかじめ登録しておくと、メール送信時にそのアドレスが宛先に含まれている場合に警告を表示する。またこれ以外に、古いメールを自動的に整理することでメールソフトの動作速度低下を防ぐ機能や、複数の宛先を一度に入力できる機能などを追加した。

 価格はパッケージ版が8379円、ダウンロード版が6090円。旧版からのアップグレード版や、2台のパソコンにインストール可能な「2ユーザーパック」なども用意する。動作環境はWindows 2000/XP。

 なお同時に、Mac版の既存製品「Eudora 6.2J for Mac OS X」もソニック・ソルーションズから発売される。機能は従来のままで、パッケージのみ一新して提供する。