アット・ワイエムシー(@YMC)は7月5日,オープンソースの仮想マシン・ソフトウエア「Xen 3.0」を利用した仮想専用サーバー・サービスを開始したと発表した。価格は月額4095円から。@YMCでは「Xenを利用することで低コストで安定したサービスを提供できる」としている。

 仮想マシンは,1台の物理マシンのを複数のマシンのように使用するための技術。複数のユーザーが1台のサーバーを,あたかも自分専用のマシンのように管理者権限を持ちながら,他のユーザーに影響をおよぼすことなく共有できる。

 サービスの名称は「YVシリーズ」。サーバー運用業務を@YMCが代行する初心者向けの「YV−マネージド」と,顧客が自由にサーバーを構築,運用できる上級者向け「YV-カスタム」の2プランがある。ともに初期設定料(税込)が1万500円,ハードディスク容量10Gバイトの場合で月額利用料(税込)が4095円。OSはRed Hat Enterprise Linux互換のCentOS 4.3を使用する。

 アット・ワイエムシーはGMOホスティング&セキュリティのグループ会社。個人・中小企業向けの低価格ホスティング・サービスを行っている。