デザインにこだわった機種を多数そろえたFOMA 702シリーズ
デザインにこだわった機種を多数そろえたFOMA 702シリーズ
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海外で人気のモトローラの薄型携帯電話「RAZR」も702シリーズの1機種として発売。iモード・ボタンを供えるなど,日本向けにカスタマイズしている。
海外で人気のモトローラの薄型携帯電話「RAZR」も702シリーズの1機種として発売。iモード・ボタンを供えるなど,日本向けにカスタマイズしている。
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 NTTドコモは7月4日,第3世代携帯電話「FOMA」の新機種,FOMA 702シリーズを発表した。海外で人気のモトローラ製の超薄型携帯電話「RAZR」をベースにしたモデルや,女性向けのファッショナブルな機種など,バラエティーに富んだラインアップを揃えた。夏にむけて順次発売する。

 今回発表となったのは,三菱電機製の「D702iF」,パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P702iD」,NEC製の「N702iS」,シャープ製の「SH702iS」,モトローラ製の「M702iS」,「M702iG」の6機種。デザインを重視した機種を多く取りそろえたのが特徴だ。D702iFとP702iD,N702iSの3機種は著名なデザイナーとのコラボレーション・モデルとなっている。

 製品発表のプレゼンテーションでは,同社のマルチメディアサービス部の増田智子サービスマーケティング担当主査が,FOMA 70Xシリーズの販売状況を説明。70Xシリーズの累積販売台数は,5月末の段階でFOMA全体の契約者数の約3割に当たる約700万台に達しているという。この結果から70Xシリーズが,FOMAの契約者数を広げる役割を十分担っている点を強調した。

 70Xシリーズは端末の調達コストを抑えているため,FOMA 90Xシリーズの下位機種との位置付け。しかし70Xシリーズは1世代前の90Xシリーズと価格帯が被ることが多く,その位置付けが分かりにくくなるケースが多かった。これに対して増田主査は,70Xシリーズが単なる90Xシリーズの下位機種ではない点を強調。「70Xシリーズでは,90Xシリーズで取り切れていない幅広いニーズに応える端末を出していく」(増田主査)とした。今回は女性向けの機種が目立ったが,今後はさらにニッチな層をターゲットとする機種を提供する考えも示した。