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NEC、医療システム事業強化に向け導入支援サービスを開始

 NECは7月4日、電子カルテ・医療システム「MegaOak」シリーズに関する導入支援や問い合わせを一括して担当する「MegaOakシリーズ共通リソースセンター」を新設したと発表した。医療機関向けのサービス体制を強化し、ビジネス拡大につなげるのが狙いだ。センターの運営は、医療事務システムなどの保守サポート事業を手がけるメディカル情報サービスが請け負う。

 共通リソースセンターは、(1)導入支援を担当する「導入サポートセンター」と、(2)操作や障害に関する問い合わせなどを受け付ける「コールセンター」で構成する。

 導入サポートセンターは、システム導入を前提とした業務フローの作成を支援するほか、システム検討会の運営、運用マニュアルの作成、操作指導、運用評価、リハーサルの支援などを実施する。現時点で、電子カルテ・システム「MegaOakHR」、診療サポート・システム「MegaOak-NEOCIS」、ベッド数300床以上の中・大規模病院向け医療事務システム「MegaOakIBARS」、300床未満の小・中規模病院向け医療事務システム「MegaOakIBARS/LT」などの製品を対象とする。

 コールセンターにおける障害対応は、まず同センターで一時切り分けを実施し、内容に応じてSEやハードウエア保守窓口へ引き継ぐ。サービスを開始するのは今年10月からで、まずMegaOakIBARS/LTなどを対象にし、その後MegaOakHRなど対象製品を増やしていく。問い合わせは年中無休、平日8時30分から20時、土日祭日8時30分から17時まで受け付ける。2007年度には、24時間365日対応を実現する計画だ。

 NECは従来、医療機関に対して個別にシステムの導入支援や問い合わせ対応を実施してきた。しかし、担当するSEによってサービス内容にバラつきがあったのに加え、医療機関が緊急に問い合わせしたい場合でも、土日祭日などでは担当者がつかまりにくいといった問題があった。

 今回、共通リソースセンターの専門スタッフがサービスを提供することで、「全国どこでも同じ内容のサービスを提供できるようにし、品質向上を図った」(NECの河渕博史 医療ソリューション事業部長)。加えて、365日年中無休で問い合わせに対応できるようにした。

 NECにとっては、メディカル情報サービスにサポート業務を委託したことで、自社のSEを開発やシステム・インテグレーションに専念させられるというメリットもある。NECはメディカル情報サービスとの連携を強化するため、同社に対する出資を検討中で、「10月をめどに株式の10%から15%程度を取得する予定」(河渕氏)という。

(服部 彩子=日経コンピュータ)  [2006/07/04]

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