セキュリティ組織の米SANS Instituteは現地時間6月30日,Webブラウザ「Firefox」にInternet Explorer(IE)と同様のセキュリティ・ホールが見つかったとしていたが,実際には影響を受けないことを明らかにした。

 SANS Instituteや米US-CERTなどは6月28日,Internet Explorer(IE)に2種類の新しいセキュリティ・ホールが見つかり,検証コードが公表されていることを明らかにした(関連記事:IEに2種類のセキュリティ・ホール)。SANS Instituteでは,そのうちの1種類については,Firefoxにも同様に存在するとみていた。

 しかしながら,その後の検証により,Firefoxにはこのセキュリティ・ホールは存在しないことが明らかになったという。公表されている検証コードをFirefoxで試すと,表面上は機能しているように見えるが,実際には機能しないので被害に遭うことはないとしている。

 また,IEの新版であるIE 7(ベータ版)にも,今回のセキュリティ・ホールは存在しないという。

◎参考資料
Two new Internet Explorer vulnerabilities disclosed including PoC(6月30日更新)