NTTコミュニケーションズは6月30日,公衆無線LANサービス「ホットスポット」の国内ローミング先に日本テレコム提供の「BBモバイルポイント」を追加すると発表した。ローミング開始は7月3日から。JR東日本・JR東海の主要駅やマグドナルドの店舗などで,ホットスポットのユーザーがBBモバイルポイントを利用できるようになる。事前申し込みや初期費用は不要で,利用料金は1日当たり315円。また,無料でBBモバイルポイントを利用できるキャンペーンを7月17日まで実施する。

 ローミング・サービスの利用対象者は,ホットスポットのほか同サービスとcocoaギガ・ストレージをセットにした「OPENプラン」,「OPENプラン・ライト」。ただしホットスポットのユーザーでも,日額メニューの「1DAY PASSPORT」利用者や,提携インターネット接続事業者(プロバイダ)のローミングによるホットスポット利用者は対象外。

 現在,ホットスポット契約者が利用できる国内の無線LANアクセス・ポイント数は約3000カ所。BBモバイルポイントの約3500カ所が加わると,合計で約6500カ所となる。

 なお今回可能になるのは,ホットスポット契約者のBBモバイルポイント利用だけ。BBモバイルポイント契約者がホットスポットを利用することはできない。BBモバイルポイントを提供する日本テレコムは,「今のところホットスポットとのローミングを始める予定はない」としている。