デルは6月29日、デルのノートパソコンが国内で炎上した事故について、「バッテリーセルに関連する事象だろう」と同社のノートパソコンが原因であったことを認めた。炎上した機体は「米国で購入したものを日本に持ってきた」(同社広報)ものと語ったが、具体的な機種については明らかにしなかった。

 デルは、「原因の詳細などについて調査を進めている段階で、原因や対策が判明し次第、しかるべき処置を発表するが、発表時期は未定」と話している。同社のノートパソコンが炎上した事故については、6月21日に英国のITニュースサイト「the INQUIRER」が報じた(http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=32550)。同サイトによると、大阪で行われたカンファレンスでexplode(爆発)したという。炎上している様子が写真でよく分かる。

 デルは今年3月と昨年12月に、一部機種のバッテリーパックで「極めて稀ですが、バッテリが過熱し、その結果発火する可能性があることが判明致しました」(同社)として、バッテリーの無償交換の案内を出している。今回の機種が交換対象だった可能性もある。