「ワンセグnavi」のサービスイメージ
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 リクルートとフジテレビは2006年6月27日、携帯機器向けデジタル放送「ワンセグ」を利用したサービスを提供する合弁会社を、2006年10月に設立すると発表した。

 リクルートとフジテレビは合弁会社設立に先駆け、2006年7月~8月にワンセグ放送を活用した「ワンセグnavi」の実証実験を行う。ワンセグnaviでは、ワンセグデータ放送で配信される番組内の情報や電子番組表(EPG)などからキーワードを抽出する。例えばワンセグ対応携帯電話の場合、ユーザーがこれらのキーワードを画面上で選択すると、ユーザーの位置情報を取得し、そのキーワードに関連する情報を提供するという仕組みだ。

 関連情報やコンテンツの提供は主にリクルートが手がけ、グルメ情報、イベントやコンサート、習い事の情報を配信する。実証実験では「ワンセグ放送自体の認知度や、そこからユーザーはデータを欲しがるのか、などを検証する」(リクルート)予定。

 これらの実証実験後、2006年10月に合弁会社を設立。「将来的にはほかのコンテンツホルダーやフジテレビ以外の放送局にも参加してもらえるようなプラットフォームにしていきたい」(リクルート)という。