フラッシュメモリー採用のワンセグ対応パソコン「VAIO type U」
フラッシュメモリー採用のワンセグ対応パソコン「VAIO type U」
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 ソニーは2006年6月27日、ハードディスクの代わりにフラッシュメモリーを採用した小型・軽量のパソコン「VAIO type U VGN-UX90PS」「同 VGN-UX90S」を発表した。直販のみで、受注開始(※)は7月3日からとなる。

 5月27日に発売した「VAIO type U VGN-UX50」とほぼ同じモデルだが、ハードディスクに代えて16GBのフラッシュメモリーを採用し、ワンセグチューナーを内蔵したのが特徴。キーボード部分のカラーもシルバーからブラックに変更している。

 ハードディスクをフラッシュメモリーに置き換えたことで、軽量化と省電力を実現した。重さは約492gと、従来より約28g軽くなった。バッテリー駆動時間は約30分長い約4時間となった(CPUにCole Soloを選択した場合のみ)。ワンセグ放送に関しては、視聴だけでなく録画予約にも対応している。

 VAIO type U VGN-UX90PSはOSにWindows XP Professional、同 VGN-UX90SはWindows XP Home Editionを採用したモデル。メモリーは512MBで、CPUはCore Solo U1400(1.2GHz)、Core Solo U1300(1.06GHz)、Celeron M 423(1.06GHz)から選択する。

 主なインタフェースは、USB 2.0、コンパクトフラッシュカードスロット、メモリースティック デュオスロットなど。IEEE802.11 a/b/gの無線LAN機能と、Bluetoothにも対応する。ディスプレイはタッチパネル機能付きの4.5型横長液晶(1024×600ドット)だ。付属のバッテリーによる駆動時間は約2.5時間(CPUにCeleron M選択時)~約4時間(Core Solo選択時)と、CPUによって幅がある。本体サイズは幅150.2×奥行き95×高さ32.2~38.2mmだ。

 オプションとしてはUSB 2.0×3、IEEE1394、LAN、アナログRGB、FeliCaポートなどが付属したポートリプリケーターや、Bluetooth対応のヘッドセットなどが用意されている。なお、購入者の中から先着2500人には、好みのメッセージが刻印できるストラップが付属する。

 予定販売価格は最小構成で20万9800円。Windows XP Professional、Core Solo U1400、ポートリプリケーター付属の推奨モデルでは25万1800円となる。

※ 6月27日よりWebサイトでエントリー(予約販売を希望するユーザー向けの事前登録)を開始している