NECシステムテクノロジーは6月26日,Peer to Peer(P2P)ソフトなどの通信を検知して遮断する機能を備えたセキュリティ対策ソフトの新版「RTGuardian 3.1」の提供を開始した。新版では,監視対象のソフト(プロトコル)を拡大し,P2Pソフトの「Winny」や「WinMX」「Skype」などの通信を新たに検知できるようになった。特定ユーザーのみ上記ソフトの利用を許可する設定も可能である。

 RTGuardianは,米FaceTimeが開発した企業向けセキュリティ対策ソフト。DMZ(DeMilitarized Zone)などに設置したサーバーに導入し,ネットワーク・ゲートウエイとして動作させる。トラフィックを常時監視し,P2Pソフトやインスタント・メッセージング(IM)・ソフトの通信を検知したら通信を遮断する機能を備える。監視対象は,P2Pソフトの「MyNapster」やIMソフトの「Yahoo! Messenger」など。価格は,240万円から。