写真 ミントウェーブが8月に出荷を開始するシン・クライアント端末「MiNT-ACC Lite-50U」
写真 ミントウェーブが8月に出荷を開始するシン・クライアント端末「MiNT-ACC Lite-50U」
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 ミントウェーブは6月26日,シン・クライアント端末「MiNT-ACC Lite-50U」を発表した(写真)。米シトリックス・システムズの「Citrix Presentation Server」,米グラフオンの「Go-Global」または米マイクロソフトの「Windows Terminal Services」をサーバーとする製品である。8月25日に出荷を始める。

 ハード・ディスクを搭載しておらず,外部記憶装置へのファイル書き出しを制限する設定もできる。描画性能を高め起動時間を短くするなど最適化したLinuxベースの自社製クライアント用OS「Basil」を,フラッシュ・メモリに搭載する。このOSをサーバー側に置き,これをダウンロードして端末を起動させることも可能だ。

 ネットワーク接続機能として,10BASE-T/100BASE-TXのイーサネット・ポートを1つ備える。USBタイプの無線LANアダプタを装着して使うことも可能だ。また,ネットワーク接続時の認証に使うIEEE802.1xプロトコルを標準でサポートする。

 価格はオープンだが,1台当たり7万円程度からになると予想される。なお同社はこれまでもOEM生産したハードウエアに自社製OSを搭載して販売していたが,今度のMiNT-ACC Lite-50Uは自社生産。同じOSを搭載するがCPU性能を高めたという。