大盛況のイベント
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「セキュリティ・クイズ」
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キャラクタ・ショー
キャラクタ・ショー
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 マイクロソフトは6月25日,インターネットの安全利用に関する注意喚起を目的としたイベント「インターネット安全フェア2006」を池袋サンシャインシティで開催した。

 イベントは2部構成。前半は,インターネットを利用する上での注意点をクイズ形式で解説する「セキュリティ・クイズ」,後半はテレビ番組「仮面ライダーカブト」あるいは「ふたりはプリキュア」のキャラクタ・ショー。キャラクタ・ショー目当てに参加した家族連れに,前半のセキュリティ・クイズを通して情報セキュリティの重要性を伝えることが狙い。「家族で(インターネットの安全に関する)話し合いをするきっかけにしてもらいたい」(マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 セキュリティ戦略グループ シニアプロダクトマネジャーの古川勝也氏)。

 マイクロソフトによる一般ユーザー向けのセキュリティ・イベントは今回が3回目。2004年から,年1回のペースで実施している(1回目のイベントに関する記事2回目のイベントに関する記事)。「今回は,今まで以上に“販促色”を薄めた」(古川氏)。実際,「マイクロソフト」や「Windows」といった単語は,イベント中一度も使われなかった。

 イベントは計4ステージ。同社によると,およそ2000家族が参加したとする。参加家族には,経済産業省と日本ネットワークセキュリティ協会が作成した資料と,Windows XP SP2のセキュリティ機能に関する資料が配布された。

 前半の「セキュリティ・クイズ」で出題された問題はすべて子ども向け。(1)友達にパスワードを教えてほしいといわれたらどうするか,(2)「おもしろいゲームで遊べる」といったメールが知らない人から送られてきたらどうするか,(3)友達から写真付きメールが送られてきたらどうするか,(4)メル友から「会いたい」と誘われたらどうするか,(5)アンケートに答えるとプレゼントがもらえるWebページを見つけたらどうするか---の5問。

 これらに対してそれぞれ3つの選択肢を用意し,司会者が指名した子どもに答えさせるとともに,親向けに対応方法などを解説した。例えば(4)については,単に反対するだけでは親に隠れて会う恐れがあるので,なぜ危険なのかを説明することが重要であるとする。また,どうしても会いたいという場合には,親同伴で人が多い場所で会うことを検討してもよいだろうと説明した。

 キャラクタ・ショーが目当てなので,イベントに参加したのは小学生低学年までの子どもとその親がほとんど。子どもたちがクイズの内容をどの程度理解できたかは疑問だが,「(指名された)すべての子が正解を選んだ」(古川氏)という。「参加した子どもたちの年齢層は低かったが,インターネットの安全利用については,できるだけ小さいうちから,家族で話をする習慣を身に付けることが重要だ。その点では,期待した年齢層がイベントに参加してくれた」(同氏)。同社では,今後も同様のイベントを実施するという。