ネットワーク・マップでは接続された機器をイメージで表示し、そこから設定変更などができる
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Viiv搭載パソコンとネットワーク・メディア・プレーヤーで同時に2種類のコンテンツをストリーミング再生しても画像が乱れないことをアピール
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携帯電話のFelica機能を利用して、パソコンで視聴する有料動画コンテンツの決済や権利情報を管理するデモ
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 インテルは2006年6月23日、報道関係者向けの説明会「インテル クライアント・レギュラー・アップデート」を開催。同社が推進するViivテクノロジーについて説明した。

 公開されたViivの新しいバージョンとなる1.5では、ネットワーク・メディア・プレーヤーなどに対してコンテンツを配信する機能や、Viiv対応機器の接続を容易に管理できる機能を追加する。「ネットワーク・マップ」画面ではネットワークに接続された機器がグラフィカルに表示され、そこから各機器の設定などができる。同社の阿部剛士マーケティング本部長は「今後もViivのバージョンを上げていくことで新たな機能を追加していく」とした。

 日本向けに開発中のパソコンと携帯電話を連携したコンテンツ配信のサービス例も紹介した。「FeliCa」を搭載した携帯電話で動画コンテンツの予告を視聴し、気に入った場合は携帯電話で購入・決済を行い、FeliCaにそのコンテンツについての権利情報を保存しておく。そして家に戻ってからパソコンのFeliCaリーダーを使い権利情報を共有して、パソコンで高解像度の映像を視聴するというもの。

 インテルとマイクロソフト、電子マネー「Edy」を運営するビットワレットは6月13日に個人認証や電子決済の手段としてFeliCaを利用することを推進する「スマートデジタルライフ推進プロジェクト」の立ち上げを発表しており、このサービス例もその一環といえる。

 また、同社はデスクトップ向け新プラットフォームの「Bridge Creek」を2006年第3四半期の早い時期に正式発表することを明らかにした。Bridge Creekはインテルの次期主力CPUとなる「Core 2 Duo(開発コードはConroe)」と、Intel 965シリーズのチップセット(開発コードはBroadwater)で構成されるプラットフォーム。