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「ポケモンPCマスター」の学習画面 (C)2006 Pokemon. (C)1995-2006 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. (C)2006 Pokemon Learning Co.
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 ポケモンとNECの共同出資会社であるポケモンラーニングは2006年6月20日、小学生へ向けたパソコンやインターネット関連のeラーニングサービス「ポケモンPCマスター」を開始した(発表資料)。

 教材は「ポケットモンスター」のキャラクターと一緒にパソコンやインターネットについて学んでいく形式。学習内容は広範にわたり、具体的にはキーボードやマウスの使い方から始まって、各種ソフトウエアの使い方、ファイルやフォルダーの概念、セキュリティや著作権なども含まれる。これらを10段階(ステージ)のカリキュラムに分け、順番に学習していく。

 保護者はオンライン上で子供の進捗状況を確認でき、必要に応じてサポートできる。子供が各ステージを終了した際にはメールで通知され、保護者が承認する。教材の利用時間は当初6時から22時までだが、この時間内であれば、保護者が各自で利用時間を制限することも可能だ。

 さらに、会員専用のネットワーク上でのみ利用できるメールや掲示板を用意しており、これらを通じてコミュニケーション能力も磨ける。全過程を終了するのは、「スムーズにいけば1年半~2年ほど」(ポケモンラーニング、セールスグループ広報担当の小嶋一嘉マネジャー)。

 また、この10段階のカリキュラムは、パソコン検定協会が実施している小学生向けの検定試験「ジュニアP検」の10級~1級に準拠する内容しており、各段階のカリキュラムを修了すると、ジュニアP検の各級の認定証を取得できる。ジュニアP検は、本サービス開始に合わせてパソコン検定協会が開発した。

 ポケモンPCマスターを利用するには、ポケモンラーニングが配布する専用ソフトをインストールする必要がある。Windows 2000/XPとADSL以上のブロードバンド環境が必要。利用料金は月額1890円で、決済方法はクレジットカード、郵便振替、コンビニ支払い、またはBIGLOBEのIDへの請求となる。なお、入会月は無料で利用できるほか、無償の体験版も用意している。

 なおポケモンは、「ポケットモンスター」のライセンス管理とキャラクターショップなどの運営といった事業を展開する企業で、1998年に設立。ポケットモンスターの著作権を持つ任天堂、ゲームフリーク、クリーチャーズの3社のほか、小学館プロダクションなどが出資している。