ガートナー ジャパンは2006年6月15日、社内の会議における紙とパソコンの利用状況に対する調査結果を発表した。

 会議資料の配布手段として紙を利用しているかパソコンで閲覧できるデータを利用しているかを調査。自分が出席する社内会議でパソコンで閲覧できるデータを「頻繁に利用」しているという回答が39.8%と約4割に上った。「時々利用」すると回答した36.5%と合わせると8割近くが会議に自身のパソコンを持ち込んで資料を閲覧しているという結果になった。紙を「頻繁に利用」しているという回答は53.2%で「依然として資料を紙媒体で配布している人は多いものの、ペーパーレス会議が普及しつつある」(ガートナー)。

 紙をなくした会議のメリットとしては、「配付資料の印刷コスト、手間が省ける」と「情報共有、資料の変更が容易」がそれぞれ92%、72%と圧倒的に多かった。

 調査は2006年4月下旬から5月上旬にかけて行われ、有効回答数は587人。