CATV(ケーブルテレビ)統括運営会社であるジュピターテレコム(J:COM)は2006年6月14日,傘下CATV事業者(20社35局)の5月末の総加入世帯数が220万4600件だったと発表した。総加入世帯数は,多チャンネル放送とCATVインターネット,CATV電話(固定電話)の三つのサービスのうち少なくとも一つに加入している世帯数である。2005年5月末に比べて12.6%(24万6600件)増加した。

 内訳は,多チャンネル放送サービス「J:COM TV」の加入世帯数が2005年3月末と比べて11.6%(19万700件)増加の183万7700件,CATVインターネットサービス「J:COM NET」が同20.2%(16万1600件)増加の96万800件,CATV電話サービス「J:COM PHONE」が同23.7%(19万9400件)増加の104万2300件だった。

 このうちJ:COM TVの状況をみると,デジタル方式の放送サービスを利用しているのは77万4100件で,アナログ方式を含むJ:COM TV全体の加入世帯数に占める比率が4割を超えた(42.1%)。J:COMは2008年をメドにJ:COM TVのサービスを完全にデジタル化する計画であり,2006年末までに加入世帯のデジタル比率を5割以上に高めるとしている。