前編を読む

 前回に引き続き,Googleが限定テスト公開したWebベースの表計算ソフト「Google Spreadseets」を日本語環境で試用する。後編となる今回は,複数のユーザーでシートを共有する。

 シートを共有するには,共有したいユーザーに対し招待メールを送る。招待相手はGoogleアカウントを持っている必要がある。「Show sharing options」をクリックし,招待相手のメール・アドレスを入力するテキスト・ボックスが開く。相手にシートを見せるだけ(View)か,相手がシートを編集できるようにするのかによって,2つのテキスト・ボックスがある(写真1)。


写真1●共有したいユーザーに対し招待メールを送る
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 メール・アドレスを入力し「invite people」ボタンを押すと,メール送信画面になる。日本語のファイル名は化けてしまった(写真2)。


写真2●招待メール送信画面
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 招待相手に送られたメールには,共有するシートにアクセスするためのURLが記述されている(写真3)。このURLをクリックするcのログイン画面に飛ぶ(写真4)。


写真3●招待相手に送られたメール
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写真4●Google Spreadsheetsログイン画面
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 ログインすると,共有相手とチャットするためのチャット・ウインドウがある。チャットは問題なく日本語で行うことができた(写真5)。


写真5●共有相手とチャットできる
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 Web表計算サービスには,Google Spreadsheetsのほかにもnum sumなどがある。num sumも関数の使用やシートの共有が可能であるほか,Ajaxでグラフを作成することもできる。グラフは折れ線,面,棒グラフの3種。マウスで対象セルを選び「create chart」ボタンを押せばグラフが作成される。グラフの位置や大きさなどをマウスで調節することができ,現時点ではGoogle Spreadsheetsよりはるかに高機能と言える(写真6)。


写真6●Web表計算num sum。JavaScriptでグラフを描画。マウスで位置や大きさを変えることができる
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 今後,これらのWeb表計算ソフトがどこまで進化するか,引き続きレポートしていきたい。

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