CATV(ケーブルテレビ)業界団体の日本ケーブルテレビ連盟(CATV連盟)はこのほど,番組供給事業者やCATV機器メーカーなどと共同で任意団体となる「不法受信対策協議会」(理事長:唐澤俊二郎氏)を設立した。活動期間は設立から2年間であり,「違法チューナー」を使ったCATVの不法受信を撲滅するための活動を行っていく。違法チューナーを使えば,CATV事業者と契約することなく有料の多チャンネル放送などを視聴可能になる。協議会には設立時点で,正会員としてCATV事業者172社と民放キー局5社を含む番組供給事業者など55社,メーカー15社の合わせて242社が参加した。また名誉会員としてNHKが,特別会員としてCATV連盟と日本CATV技術協会,衛星放送協会が名を連ねた。テレビ放送関連業界を挙げての設立となった。