NTTドコモは6月8日,カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)とモバイル端末「BlackBerry」の導入で基本合意に達したと発表した。今秋の導入に向けて検討を進めていく。

 新規に投入するBlackBerry端末は,W-CDMAとGSM/GPRSのデュアル端末で,QWERTY配列のキーボードを搭載する。音声通話とパケット通信の両方を国内外で利用できる。「FOMAやmovaではなく,BlackBerryブランドとして販売する見込み」(NTTドコモ)。国内で提供する機種や価格は未定である。

 現時点では,法人向けのモバイル・ソリューションとしての提供を想定している。RIMが提供するゲートウエイ・サーバー「BlackBerry Enterprise Server」経由で社内のグループウエア・サーバーとスケジュールやメールを同期させる使い方が中心になる。対応するグループウエア・サーバーは,「Microsoft Exchange」,「IBM Lotus Domino」,「Novell GroupWise」など。