来春発売予定の無線IP電話機の試作機
来春発売予定の無線IP電話機の試作機
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 日立電線は、無線IP電話機の新機種の試作機を「Interop Tokyo 2006」で公開している(写真)。現在販売中の無線IP電話機「WirelessIP5000」の次機種である。

 試作機は、ディスプレイ上にダイヤルボタンなどを表示し、それをタッチすることで電話をかけたりする操作をする。自由にアプリケーションを開発、搭載する機能やMP3プレーヤー機能などを組み込む。

 端末自体には無線LANで通話する機能を搭載し、携帯電話機能はSIM(Subscriber Identity Module)カードによって利用可能になる。ただ、日立電線では「携帯電話機能は海外用」と見ている。国内の携帯電話事業者が対応してくれる可能性が低いと見ているからだ。

 来春発売に向けて開発を進めており、その際、端末の形状は大きく変わる可能性があるという。たとえば、ダイヤルボタンのパネルをスライド式で引き出す方式にする案もあるという。