手前の携帯電話や携帯情報端末で,奥にある家電や部屋の鍵などを遠隔操作
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携帯電話から部屋の鍵の状態を確認・変更
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 幕張メッセで6月7日~9日に開催している「Interop Tokyo 2006」のNTTコミュニケーションズのブースでは,同社が提供しているIPv6サービス「OCN IPv6」を利用して,家庭内にあるIPv4機器を外出先の携帯電話などから制御するデモを行っている。市販のIPv4機器のリモート制御を展示会などでデモするのは同社としては初めてと言う。

 デモでは,外出先の携帯電話やパソコンから,家庭内のさまざまな機器の遠隔制御が可能なことを実体験できる。今回は,アイ・オー・データ機器のネットワーク・ストレージ機器にIPv4とIPv6の仲立ちをするリバース・プロキシ機能を実装し,OCN IPv6サービスを使って外部から家庭内機器にアクセスする構成を採った。IPv4機器としては,三洋電機のネットワーク・カメラ「HOVICA」や,東芝のHDDレコーダを実際に制御。リバース・プロキシを使うことで,IPv6対応のネットワーク・カメラや専用機器だけでなく,IPv4対応の家電機器などを含めたリモート制御がすでに現状のサービスでも可能なことを示した。

 パソコンなどのIPv6機器からは「OCN IPv6」を,携帯電話からの利用の際は,携帯電話向けの「OCN IPv6モバイル」サービスを利用。OCNユーザーならば月額315円でIPv6のアドレスを取得し利用できる。