ACEモジュール
ACEモジュール
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LANスイッチCatalyst6500にACEモジュールを装着した様子
LANスイッチCatalyst6500にACEモジュールを装着した様子
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 シスコシステムズは,負荷分散やファイアウォールといったネットワーク機能をLANスイッチ内に仮想的に適用できるスイッチ用のモジュール「Application Control Engine(ACE)」の出荷を開始した。Interop Tokyo 2006の会場でデモ展示している。

 ACEの特徴は,1台のスイッチ内で負荷分散やファイアウォールなどの機能を仮想的に動かせるところ。負荷分散装置やファイアウォール装置を別途購入して設置する必要がなく,このモジュール単体でスイッチ内に複数持たせられる。

 仮想化した各機能は,インタフェースごとやVLANごとなどに設定でき,それぞれ個別に設定・管理ができる。このため,設定した仮想機能ごとに異なるポリシーで運用することが可能。最大で設定できる仮想機能は250個である。

 サーバー群を束ねるデータセンターや,複数のネットワークを収容する企業ネットワークなどでの用途を見込んでいる。同社のLANスイッチCatalyst6500シリーズ用のモジュールとして提供。価格は約400万円。