多目的情報端末
多目的情報端末
[画像のクリックで拡大表示]

 パトライトは,データ・センターや情報システム部門のマシン室に設置することで情報システムの異常を知らせる警告ランプの新製品「多目的情報端末」を2006年内に出荷する。幕張で開催中のInterop Tokyo 2006の会場で参考出展した。価格は1台10万円未満。

 多目的情報端末は,従来の警告ランプが備えていた光の点灯機能に加えて,新たに音声と文字情報を伝えられるようにした。音声スピーカとディスプレイを搭載する。従来製品同様,コンピュータを内臓しており,Webインタフェースを経由して各種設定を施せる。

 コンピュータ内蔵型の警告ランプは,ネットワーク管理ソフトを導入したサーバー機を用意する必要がないというメリットがある。同社の警告ランプは,SNMPマネージャ機能,Pingの送信機能,rshによる遠隔コマンド実行機能などを備える。管理対象となるネットワーク機器が返してきたレスポンスを元にして細かいアクションを実行できる。

 Interop Tokyo 2006の会場で実施していたデモでは,地震が発生したというシナリオの下,データ・センターに地震の振動が到着するまでの推定時間をカウント・ダウンするとともに,推定する震度を警告した。あらかじめ震度と残り秒数が分かることで,心構えができる。