有害Webサイトのしゃ断サービス「Yahoo!あんしんねっと」の専用ページ
有害Webサイトのしゃ断サービス「Yahoo!あんしんねっと」の専用ページ
[画像のクリックで拡大表示]

 ヤフーは2006年6月6日、アダルト、出会い系、薬物など、子どもにとって有害な内容を含むWebサイトの閲覧をしゃ断する無償サービス「Yahoo!あんしんねっと」を開始した。対応するOSはWindows XP/2000、WebブラウザーはInternet Explorer 5.5/6.0だ。

 当面は同社の有料サービス「Yahoo! プレミアム」「Yahoo! BB」の会員限定の提供となるが、いずれ無料で登録可能な「Yahoo! JAPAN ID」取得者向けにもサービスを拡大する予定。

 利用するには、まず保護者と子どもが別々のYahoo! JAPAN IDを取得し、「Yahoo!あんしんねっと」のWebサイトにそれぞれのIDを登録。次に子どものIDに対して、アクセス制御の内容を詳細に設定する。

 Webサイトの閲覧規制にはブラックリスト方式とホワイトリスト方式の2種類がある。ブラックリスト方式では、アダルト/出会い系/暴力/自殺/薬物/ギャンブル/フィッシング詐欺/違法情報に関するWebサイトの閲覧をしゃ断することが可能だ。そのほか、Webメール/掲示板/チャット/ブログ/オンラインショッピング/娯楽(ゲームなど)といった、「有害ではないが子どもに勝手に使わせたくないWebサイト」に関しても閲覧を禁止することができる。閲覧を禁止するWebサイトを、保護者が個別にブラックリストに追加登録することも可能だ。

 ホワイトリスト方式では、同社が運営する小学生・中学生向けのポータル「Yahoo! きっず」に登録されているWebサイトしか閲覧できないようにする。

 Webサイトの閲覧が可能な時間を制限したり、最大7日分の閲覧履歴を参照したりすることも可能だ。設定後、同社の提供する専用ソフトをダウンロード・インストールしてパソコンを再起動すると、以降はWebサイトを閲覧する際に、保護者または子どものYahoo! JAPAN IDを使ったログインが必要となる。ログインしたIDに応じて、アクセス制御がかかる仕組みだ。子どものIDは最大10人まで登録することができる。