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 シマンテックは6月6日、メール・セキュリティ・ソフトの新版「Symantec Mail Security for SMTP 5.0」を発表した。同ソフトはゲートウエイ・サーバーにインストールして利用する。新版ではスパイウエアやアドウエアの検知機能やzipファイルのスキャン機能などを追加した。6月22日から出荷を始める。

 Mail Security for SMTP 5.0は、スパム対策やウイルス対策、スパイウエア・アドウエア対策などの機能を組み合わせた製品。グループウエアのExchange ServerやLotus Dominoと連携可能で、Active DirectoryやLDAPを使って、ユーザーまたはグループごとにフィルタリング・ポリシーを設定できる。

 シマンテックのマット・ハートウェル・ヘレーロ シニアプロダクトマネージャ(写真)は、「電子メールは電話よりも重要になっている。75%以上の企業で、知的財産などを含んだ電子メールが存在する、と回答した調査結果もある」と、メール・システムは企業にとってミッションクリティカルなシステムになっていると説明する。

 動作OSは、Windows 2000/2003やSolaris、Red Hat Linux ES/AS 3.0など。ただし現時点では、Solaris版とLinux版は日本語に対応していない。秋までには対応する予定。サブスクリプション・ライセンスを採用し、料金はウイルス・メールを検知する「Symantec Mail Security for SMTP 5.0 AntiVirus」が年間2730円から、スパム・メール対策機能をもつ「同Premium AntiSpam」が年間3570円から、AntiVirusとPremium AntiSpamをセットにした「同AntiVirus+Premium AntiSpam」が年間5670円から。