写真 ガンメタリックのW-ZERO3 今回は型番が「WS004SH」になった。前モデルは「WS003SH」。
写真 ガンメタリックのW-ZERO3 今回は型番が「WS004SH」になった。前モデルは「WS003SH」。
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 ウィルコムは2006年6月6日,同社のPDA端末「W-ZERO3」の新モデルを発表した(写真)。6月22日から販売を開始する。
 
 今回の強化ポイントは,(1)カラー・バリエーション拡充,(2)メモリーの倍増,(3)OSの強化,(4)電子辞書搭載など。(1)のカラー・バリエーションは従来の機種への「指紋が付きやすい」という不満に対して,光沢を抑えたガンメタリックとパールホワイトを用意した。メモリーは従来128Mバイトのフラッシュ・メモリーを内蔵していたが,今回256Mバイトにした。OSにはWindows Mobile 5.0のMSFP(messaging and security feature pack)対応版を搭載。MSFPにはMicrosoft Exchange Serverとのスケジュール/メールなどの同期機能やリモートロック機能が搭載されている。電子辞書には,三省堂の「エクシード」を採用。英和・和英・国語辞典が利用できる。
 
 店頭価格はオープンだが,同社のショッピング・サイトでは「ウィルコムの新規ユーザーと機種変更ユーザーが4万4800円,回線契約なしのユーザーが5万円程度を予定している」(土橋匡常務執行役員)という。
 
 このほか,W-ZERO3を使ったビジネス向けのサービスを検討中であることも明らかにした。具体的には,二つある。一つは,ウィルコムが運営するExchange ServerとW-ZERO3を同期させ,どこでも最新のスケジュールや電子メールを閲覧できるASP型サービス。もう一つが,ウィルコム網と企業LANを結ぶ閉域網のサービスである。いずれも2006年8月のサービス受付開始を予定している。