インターネット接続事業者(プロバイダ)のドリーム・トレイン・インターネット(DTI)は6月5日,企業向けインターネットサービスのユーザーを対象に,統合型セキュリティ・アプライアンスを設置するサービスを6月20日から始めると発表した。PtoP型ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」などによる情報漏えい対策のメニューも用意した。

 DTIは,フォーティネットジャパンのアプライアンス「FortiGateシリーズ」を採用。監視センターから24時間365日体制の監視サービスを提供し,アプライアンスに対して5分間隔でPingコマンド送信する。

 PtoP型ソフトの利用制限メニューとしてはWinny以外にも,Skype,BitTorrent,eDonkey,Gnutella,KaZaaにも対応している。このほか,電子メールの送受信やホームページの閲覧時のウイルス・スキャンや,社内からのインターネット通信をチェックして社外でのウイルス被害を防止することもできる。

 SOHO・小規模事業者向けの「UTM-FGT 50A」(同時セッション数の最大値が毎秒2万5000,ファイアウォールのスループット150Mビット/秒)が初期費用8万9250円,月額費用1万3650円など。初期費用にはオンサイトの設置料金などが含まれる。