Mozilla Foundationは米国時間6月1日,Webブラウザ「Firefox」の新版バージョン1.5.0.4をリリースした。新版では,複数のセキュリティ・ホール(脆弱性)が修正された。日本語版も公開されている

 バージョン1.5.0.4では12種類のセキュリティ・ホールが修正された。そのうち以下の5種類については,重要度(危険度)が「Critical(最高)」に設定されている。

 これらを悪用されると,任意のプログラムを実行される恐れなどがある。いずれについても,JavaScriptを無効にすることで回避できるが,Firefoxユーザーはできるだけ早急にアップグレードしたい。

 セキュリティ・ホールを修正したバージョン1.5.0.4は,Mozilla Foundationのサイトからダウンロードできる。Windows,Mac OS X,Linux i686用のいずれについても,日本語版が既に公開されている。Firefoxの「ヘルプ」メニューの「ソフトウェアの更新を確認」からもダウンロードできる。

 なお,メール・クライアント・ソフト「Thunderbird」についても,セキュリティ・ホールなどを修正した新版「1.5.0.4」が米国時間5月31日にリリースされている。こちらについても日本語版が既に公開されているので,Thunderbirdユーザーはアップグレードしておきたい。

◎参考資料
Firefox 1.5.0.4 Release Notes
Fixed in Firefox 1.5.0.4
Download Firefox
Thunderbird 1.5.0.4 Release Notes