6月1日正午にプレオープンした「DOGATCH」。DOGATCHとは,「動画(DOGA)を観る(WATCH)」などの意味を込めて命名したという。
6月1日正午にプレオープンした「DOGATCH」。DOGATCHとは,「動画(DOGA)を観る(WATCH)」などの意味を込めて命名したという。
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プレゼントキャストの石川豊社長
プレゼントキャストの石川豊社長
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 在京民放キー局5社と電通など広告代理店4社が4月に共同設立したプレゼントキャストは6月1日,動画配信ポータルサイト「DOGATCH(ドガッチ)」(http://dogatch.jp,写真1)をプレオープンした。これに合わせて記者発表会を開催。同社の石川豊社長(写真2)と黒崎太郎Vice Presidentが,DOGATCHのサービス概要を説明した。

 石川社長は「テレビをもっと楽しむインターネット」がDOGATCHのコンセプトであると紹介。民放各局のテレビ番組へ誘導するガイド的な役割がメインとなり「GyaOやYahoo!動画とは事業形態が違う」(石川社長)とした。

 具体的には,民放各社のテレビ番組の紹介やVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスとの連携,EPG(電子番組表)機能をサービスの核であると位置付けた。なおプレオープンに伴って,6月9日から始まる「2006 FIFA ワールドカップ ドイツ」全64試合のハイライト映像をサイト上で無料配信。サイト上から,民放各局のワールドカップのテレビ中継へ誘導を図る。

 その他の動画コンテンツに関しては「現在,テレビ局各社と交渉中」(石川社長)。オリジナル制作による動画コンテンツの配信については「各局のイベントと連動するような形ではあり得るが,当面は未定」(石川社長)とした。

 DOGATCHのサービスは,動画広告やバナー広告による収入で運営。ワールドカップ関連で13社を集めたという。利用者は,生年月日や性別などを登録をすることで無料で利用できる。ユーザー獲得の目標として「6月から9月の状況を見てからだが,できるだけ早い時期に100万ユーザーは集めたい」(石川社長)。なお今回はあくまでワールドカップに合わせたプレオープンであり,秋に本格的にサービスを開始する。「基本的なサービスの形はプレオープンと変わらないが,詳細は検討中」(石川社長)という。