ロシアKaspersky Labは現地時間5月30日,統合オフィス・ソフト「OpenOffice.org」および「StarSuite」の文書ファイルで感染を広げるマクロ・ウイルスを確認したことを明らかにした。同社によれば,同ウイルスはOpenOffice.org/StarSuiteに感染する最初のマクロ・ウイルスであるという。

 同社は,このウイルスを「Virus.StarOffice.Stardust.a」と命名している。同ウイルスは,マクロ言語「StarBasic(OpenOffice.org Basic)」で記述されている。同ウイルスが含まれるファイルをOpenOffice.orgやStarSuiteで開くと,インターネット上のあるサイトからアダルト画像がダウンロードされて,新しく作成された文書中に表示されるという。

 これら以外の情報については,現時点では明らかにしていない。詳細については近日中に同社サイトの「Virus Encyclopedia」において公表する予定。

◎参考資料
Stardust - a macro curiosity