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 マイクロソフトは2006年5月31日、音楽や映像を再生するメディアプレーヤーの新版「Windows Media Player 11」の日本語ベータ版を公開した。Windows Media Player 11では、黒を基調とした色に一新された。さらに、アルバム情報を見やすくするために、CDジャケットのイメージを一覧表示する機能などを備える(写真)。Windows Media Player 11にはXP版とVista版があるが、今回のベータ版はXP版。動作OSは、Windows XP Home Edition/Professional Edition/Media Center Edition/Tablet PC Edition。Vista版はVistaに標準で搭載される。XP版の正式版の出荷時期は「市場動向を見て判断する」(コンシューマWindows製品部 シニアプロダクトマネージャ 倉本玲子氏)としている。

 今回の発表では、音楽などの著作権を保護する技術「Windows Media DRM 10」(以下DRM 10)対応の音楽プレーヤーや携帯電話、コンテンツ配信サービスも発表された。端末では、NTTドコモがDRM 10対応のFOMA端末(富士通製)を2006年夏に発売するほか、日本ビクターがDRM 10対応の音楽プレーヤー「アルネオ」を6月下旬から発売する。このほか、アイリバー・ジャパン、クリエイティブメディア、東芝もDRM 10対応の音楽プレーヤーを販売する。

 コンテンツ配信サービスでは、ナップスタージャパンがDRM 10対応の定額制音楽配信サービスを2006年秋に開始する。パソコンで再生できるほか、DRM 10対応の音楽プレーヤーなどに転送して再生できる。このほか、OCN(NTTコミュニケーションズ)の音楽配信サービス「OCN MUSIC STORE」と青山キャピタルのeラーニング・サービス「Language Channel」で、DRM 10対応の動画コンテンツなどの配信を今月から始める。