写真1 二足歩行ロボット「TurboRobo」
写真1 二足歩行ロボット「TurboRobo」
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写真2 胸部を開いたところ(Bluetoothユニットの受光部=白い部分などが搭載されている)
写真2 胸部を開いたところ(Bluetoothユニットの受光部=白い部分などが搭載されている)
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写真3 Webブラウザから操作できる(開発中の画面)
写真3 Webブラウザから操作できる(開発中の画面)
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 ターボリナックスは,二足歩行ロボットの開発・販売を行うアイ・ビー(東京都板橋区,http://www.robot-labs.jp/)と共同で,Linux上でロボットの動きをC言語でプログラミングできる開発キットとロボット本体などをセットにした「TurboRobo」(ターボロボ)を販売すると発表した(写真1)。開発キットで作成したプログラムをロボットに転送し,Bluetoothユニット(写真2)を使って,ロボットを無線操作できる。出荷開始は2006年6月30日の予定で,価格は未定だが35万~40万円程度になる見込み。

 TurboRoboのセットには,ロボット本体,バッテリー,充電器,開発キット,Bluetoothユニット,そしてターボリナックスのLinuxディストリビューション「Turobolinux FUJI」が含まれる。開発キットは,Turobolinux FUJI上で利用できる。ロボットの関節部の稼働範囲などをあらかじめ設定した関数が用意されるので,C言語の基礎的な知識があれば,プログラミングが容易にできるという。完成したプログラムは,パソコンからRS-232C経由で転送する。

 ロボットの操作は,Bluetoothユニットを接続したTurbolinux FUJIをインストールしたパソコンから行う。現在はまだ開発中だが,Webブラウズから操作できる予定だ(写真3)。元々アイ・ビーは,Windows上で利用できる開発キットと,auのBluetooth機能を搭載した携帯電話で操作できるロボット本体をセット販売していた。今回は,Turbolinuxでも利用できるようにした。Windows版と同じようにauのBluetooth携帯で操作も可能になっている。