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日経コンピュータ

「グリッドをソリューションとして提供できるのはIBMだけ」と米IBM幹部

2006/05/30
矢口 竜太郎=日経コンピュータ
米IBMのグリッド・コンピューティング 担当バイスプレジデントのケン・キング氏
米IBMのグリッド・コンピューティング 担当バイスプレジデントのケン・キング氏
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 「グリッド・コンピューティング技術を用いた製品を提供するベンダーはいるが、顧客の課題を解決するソリューションを提供できるのは、IBMだけだ」。米IBMのグリッド・コンピューティング 担当バイスプレジデントのケン・キング氏(写真)はこう語る。グリッド・コンピューティングとは簡単に言ってしまえば、複数台のコンピュータを連携させ、一つの処理を実行させるコンピュータの利用方法である。

 顧客の要望に合わせてきめ細かなソリューションを用意している点が他社との違いという。「例えば、小規模なシステムでグリッドを導入しようとしている顧客に対しては、5万ドルのシンプルなソリューションを提示する。ソリューションには、7台のブレード・サーバーとLinux、WindowsなどのOSのライセンス、実装サービスを含む」(同)。日本でも同様の趣旨に基づき、5月11日から製造業向けの「IBM Grid and Grow対応PLM/CAEプロセス自動化ソリューション」の提供を開始した。製品設計時の解析シュミレーションなどの作業をグリッド技術を用いたシステムで実施する。住商情報システム、エンジニアス・ジャパンと共同で販売する。

 今後の課題についてキング氏は「大きく二つある」と話す。一つは、IBM社内の体制。「ハードウエア、サービス、ミドルウエアの部隊に対して、もっとグリッド技術を活用してもらわなければいけない。今のままでは、“グリッド対応”は不十分だ」。

 もう一つは、標準化活動であるという。「まだ、他社製グリッド用ミドルウエアで構成されたグリッド環境と、相互接続して資源を融通しあうことなどができない。これについては、標準化団体で活動を進めていく必要がある」(キング氏)。

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