野村総合研究所(NRI)は5月30日、MySQLに格納したデータを分析するオープンソース・ソフトウエア(OSS)のビジネスインテリジェンス(BI)ツールである「OpenOLAP for MySQL」を開発し、ソースコードを公開した。Tomcat5.5で稼働するWebアプリケーションとMySQL5.0のストアド・プロシージャで動作する。

 OpenOLAP for MySQLのソースコードは、MySQL ABが運営するコミュニティ支援サイト「MySQL Forge(http://forge.mysql.com/projects/view.php?id=13)」からダウンロードできる。OpenOLAPは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のOSS活用基盤整備事業の支援を受けて、アイエイエフコンサルティングが開発したもの。これまでPostgreSQLしか対応していなかった。

 NRIは、OSSを組み合わせたシステムの開発・保守に加え、パラメータ設計を加えたパッケージ「OpenStandia/BI Server (Business Intelligence Server)」を提供している。今後は、OpenStandia/BI ServerにOpenOLAP for MySQLを組み合わせたメニューを追加する。また、レッドハット系Linuxのソフト管理形式RPMも作成する予定である。